いわいる僕は脱サラ組です。
「脱サラ」という言葉が今でも存在するのか分かりませんが、独立開業を決断したのは、当時バリバリの若手?サラリーマンをしている頃でした。
現在までの僕の簡単な職歴/経緯は以下のような感じです。
- サラリーマン(営業職)やってました
- 29歳で独立開業(個人事業主)
- 31歳で法人化(個人事業主に毛が生えた程度)
※嫁と2人で始めたお店もこの頃にはスタッフが数名に増える - 33歳で2号店を出すが、調子こき過ぎて1年で閉店
- 35歳の時前回の失敗を教訓にしてなんとか店舗展開する
- 借金一杯抱えているけど何とか踏ん張って今に至る
- 今更ながら花屋は儲からないと確信する(^^;
掻い摘んでこんな感じです笑
目次
人生の転機
当時、僕は20代の小僧で商売を始めようなどとは頭の片隅もなかったのですが、結婚4年目、突如僕は嫁の了解なしに勝手に会社を退職して商売を始めると「宣言」してしまったのですね。
若気の至りとでもいうのでしょうか考えが浅はかな大バカ野郎でしたね。
だけどやっぱり若かったんでしょうね。根拠のないバックボーンというか漠然とした自信だけはあったんですよね。これも若さと片付けてしまえばそうなのかも知れませんが。
当然嫁は猛反対でしたが、僕はすでに会社を退職してしまっていたので嫁には渋々ながら納得してもらいました。
何事もなく簡単にすんなり納得したかのように書いていますが、当時はそりゃもう生命の危機を感じるくらい修羅場中の修羅場でした。
うぅぅ~思い出したくない(汗;
今思えば、無謀な選択をしたもんだと思います。
あの頃は裕福とは言えませんでしたが、それなりには生活は出来ていましたので、その安定した生活を捨てて食べて行けるかどうか分からない不安定な商売を始めようとしたわけですから。
嫁にしてみれば僕の無謀な夢に付き合うなんて「クソくらえ」と思うのは当然でしたね。もし失敗していたら完全に詰んでいましたヾ(▼ヘ▼;)
それでも現在借金だらけですが、とりあえず今もどうにか食べていけているのでラッキーと言うしかないです。
あれから十数年、色々とありましたが、まぁ~何とか商売を続けてこられている訳です。 MEMO今、会社を辞めて起業しようとかフリーランスになろうとか考えている人も多いと思いますが、すべてを一人で背負って何かを始めるというのは結構大変です。
「安定より夢に向かって一攫千金」男側の理屈ですね。まぁ、やってみて初めて分かるというようなことも多々あるでしょうが( ̄▽ ̄;)!!ガーン
四六時中一緒だった頃と今
たまたま僕と嫁が一緒に店内にいる時に常連さんが来店されると、開口一番「毎日一緒に居られて羨ましいわ」と心にもないフレーズを聞かされことがあります。
正直、「羨ましい」なんて言われるとちょっとこっぱずかしい感じもします。
もちろん冗談半分冷やかし半分で言われているのでしょうが、これまで横にいるのが当たり前を何十年も続けているので、僕にとってはこれが極々普通のスタイルな訳で、逆に居ないと違和感を感じることもあります。
特にオープン当初はそれこそ二人だけでしたから、そんな感じを強く持ち合わせているのかも知れません。
でも最近は僕も外に出る機会が多くなったり周りに人が増えたりして営業時間帯は二人だけなんて言う事はほぼなくなりました。
今更ですが、僕は痛風持ちですが経営者の端くれです。
個人事業主に毛が生えた程度ですけど( ̄‥ ̄)=3 フン
現在の役割分担
考えて取り決めた訳ではないのですが、何となく流れで嫁が接客及び店舗運営全般で、僕が雑用及び裏方という感じになっています。
嫁は明るい性格で異様に人当たりが良いです。僕はといえば嫁とは真逆のところに存在しているようで、嫁に「あなたの接客はダメ」と烙印を押されて暗い部屋の片隅に押し込まれているのでこんな分担になっています。
自分でも、良くこんな社交性のない男が経営者として成り立っているなと思うのですが、まぁ~ね、商才があったのでしょう。←虚言癖があります(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
たまには接客しますよ!ワタクシも(笑
でも、今のところこれでうまく回っているので、この役割分担は正解なんでしょうね。
昔話
十年ひと昔(実際にはもっと経っているけどね)、二人で喧嘩しながらも一から十まで自分たちでやっていた頃がちょっと懐かしい。
当時の嫁の口癖は「サラリーマンのところへ嫁に来たのに詐欺だわ」と良くブツブツ言っていました。まぁ、騙したつもりはないけれどそんな感情を持つのは当然といえば当然ですね。
当時は「貧乏暇なし!」やらないと食べていけなかったので夢中でした。本当に当時は春夏秋冬、遮二無二に動いて働いていました。自営業当時はスタッフもいなかったので、すべて自分たちでやらなければ一銭も入ってきませんからね。
今当時の仕事量をこなせと言われたら、精神的な面も含めて体力的に無理かもしれません。
いや、到底無理です。
腰痛いし体力の低下は顕著です。
もう立ち上げ当初の熱量はちょっとないかな。
嫁のブツブツも耳にタコだからε٩(。•ˇ₃ˇ•。)۶з
嫁の気持ち
当時の僕は嫁が横にいるのが当たり前なことで、その事に対して何も考えてはいませんでしたが、嫁の気持ちは?どうだったんだろうと思う事があります。
四六時中顔を突き合わせている事に対して内心はものすごく嫌で「亭主元気で留守がいい」と思っていたのかも知れないし、反対にいつも二人一緒に居ることが出来て幸せと思っていたかもしれません。
後者は限りなくゼロに近いと思いますが、どちらかといえば前者寄りの感情もあったのだろうと思います。
真意のほどは嫁のみぞ知るですが 。
まぁ、今となってはどうでも良い話です。
今思えば
喧嘩もいっぱいしたし、それこそ離婚の危機のあって辛い事もいっぱいあったけど、今思えばあの頃が一番夢があって楽しい時期だったのかも知れません。
嫁には「私にとっては暗黒時代だった」と言われるかも知れませんが。
いま昔に戻れるとしたら当時の未熟な自分に色んなアドバイスが出来るかな。
「それは右じゃなくて左だよ」的なね。
まぁ、ウチにドラえもんはいない訳で、仮にそんなことが出来たとすれば今頃バラ色の人生を送っていることでしょうね。
大体僕が勝手に商売始めて嫁を巻き込んでしまった形だから仮にそう思われても仕方ないのですが、ブツブツ言いながらも全力でサポートしてくれた嫁には感謝しています。
一人じゃ何も出来なかったろうと今更ながら実感しています。
その感謝の気持ちを持ったおかげかどうか定かではありませんが、今じゃ完全に主導権は嫁が握っている訳です。
正常な流れなのでしょう( ˘⊖˘).。oO(激流だけど)
あとがき
とりあえずここまで何とかやってこられて、これから先も紆余曲折色々あるでしょうが、まだまだ先は長いので、以後も適度に頑張って嫁に対しては「イエッサー」の気持ちを忘れず黙ってついて行こうかと軟弱な自己中男は考えている訳です。
もう僕に何かを決める権限は悲しいかな殆どありませ~んノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!
そんな訳で柄にもなく感傷に浸ってしまったというか取り止めのない昔話でした。
なんか当時の壮絶な修羅場を思い出しながら書いていたので誤字脱字が多々あるかも知れませんが、そこはご愛嬌ということでおわりです。